当店の代表鑑定士/祈里 紀凜のお悩み解決事例集の Case 2 です。

Case 2:大喧嘩のあと連絡がとれなくなった既婚者の彼


綾小路薫さん(仮名/36歳)からのご相談です。薫さんは、付き合って1年半になる既婚者の彼と3ヶ月前に大喧嘩し、連絡がとれなくなってしまいました。
悩みに悩んだ挙げ句、何人もの占い師を転々とし、鑑定を受けられていました。私のところに来られた時には、複数の占い師に言われた様々な対策を試された後でした。

最初は、電話で喧嘩したことを詫びて、彼の怒りを冷まそうとした彼女。ところが「もう君とは無理だから別れたい」と言われ、電話にも出てくれなくなってしまいました。その後は、メールでの一方的な連絡になりました。彼女曰く「思いつく限りの台詞は言い尽くしました」でした。しかし、彼からの返信がないところを見ると、たくさんの彼女の言葉は、どれも彼の心には届いていなかったのでしょう。
実は、私が鑑定する限りでは、彼の心に最も響く「言葉」は一度も贈られていません。それは、彼女が「言ってはいけない」と思って避けていた「追いすがる」言葉です。

他にも問題点はありました。今回のことを彼女は「喧嘩」だと認識していましたが、彼の認識はそうではありませんでした。彼は、彼女が一方的に怒り、自分に不満をぶつけて来たと感じていました。要するに「喧嘩」は対等の立場で起きる事ですが、彼は彼女に怒鳴られ理不尽な対応をうけていたのです。
元々、彼女は短気で怒りっぽい性格です。彼は反対に穏やかで争いを好まない性格です。彼女は口喧嘩なんて、「コミュニケーションの一種」くらいに捉えていて「言い過ぎてゴメン」で本人も水に流せる人です。しかし彼は、キツイ物言いをされるだけで「嫌悪感」を感じ、その場面から一刻もはやく立ち去りたいと感じる人です。

もう1つの問題点です。それは、彼女と彼の関係は、彼女の方から熱心に口説いて始まった関係だと言う事です。彼の方は、自分が既婚者なので最初から腰が引けていました。当時、彼女のことを気に入っていても「不倫は無理」と言っていました。そこを彼女の頑張りで付き合うところまで進展させたのです。つまり、彼女の「好き」の気持ちが彼の心を動かしたのです。
彼の方から見ると「好き」と言うから不倫に踏み切ったのに、理不尽に怒鳴られて、とても嫌な思いになった。それに、あんなに酷い事が言えるんなら、自分に対する「愛情」はないに違いない。自分なら大切な人に、あんな酷い事は言えないしな…。こんな感じだったのではないかと思います。

 

今回、問題となっているのは、

  1. 彼女が短気で激しやすく歯止めがきかない
  2. 彼女が彼の感情や内面を理解していない

 

では、復縁に向けての対策です。

この彼は、彼女に「重い女は嫌い」「執着されるのは嫌」と常々言っていたそうです。だから、彼女は「追いすがる」ことだけは、余計に嫌われると思って出来なかったのです。
実は、この彼の言葉は彼女が考えているのとは、別の心理が働いています。
彼は万が一、自分の立場や家庭などに問題が起きた場合、不倫関係の解消をスムーズにしたかったのでしょう。実際の彼の本質は、彼女よりも粘着質で女性から執着されるのを好むタイプです。ただ同時に、気が小さく臆病でもあります。

今回「喧嘩の原因」について、何も言及してません。何故かと言うと、二人の別れ話に喧嘩の原因は無関係だからです。彼が「別れたい」と言い出したのは、彼女が怒ったことに対する嫌悪感が原因です。何か解決しなければならない「問題」があるわけではなく、彼の「感情」を元に戻してあげれば良いのです。
一般的には、男性が原因究明と問題解決に重点を起いていると考えられていますが、この彼の場合は、そうではありません。

私から提案したのは、彼にスイートなメールを送ること。
謝るよりも「今でもとても好き」と言うことを、なるべく優しい言葉で伝え続けてもらいました。週に1度か2度、彼を気遣いながら、根気よくメールを続けて行くうちに、彼の方から素っ気ない返事が戻る様になりました。作戦スタートから3ヶ月ほど過ぎた頃、「久しぶりに会おうか」と彼から誘いがありました。
その後、薫さんは、自分の短気さとも向き合い、セルフコントロールを心掛けるようになったようです。そのお陰で、彼以外の人との関係性も以前とは比べものにならないくらい上手く行く様になりました。と、報告がありました。

 

[STUDY Points]

このタイプの男性は、

  • 怒られるのが大嫌いなので不満がある時は「お願い」が有効
  • 仲違いした時は問題解決よりも感情回復させる
  • 優しく褒める愛情表現で関係性は持続する

もし、あなたがこのタイプの男性と喧嘩したら、こんな作戦が有効かも…。

 

祈里紀凜 著

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