Case3

結婚してすぐの同僚男性との不倫・略奪

柴田陽菜さん(仮名/27歳)からのご相談です。当時、陽菜さんは、既婚者の同僚男性と不倫関係にあり、彼との結婚を望んでおられました。
私のところへ相談に来られるお客様からのご依頼でメジャーなのは「片思い成就」「別れた恋人との復縁」「不倫からの略奪」などです。
そして、それらで達成の難易度の高い順が、不倫からの略奪 > 片思い成就 > 別れた恋人との復縁です。
先に理っておきますと「略奪」と言うのは、そう簡単に達成出来るものではないということです。多分、他の占い師の方でも同じ様な意見ではないかと思います。
難しいご依頼ではありますが、お相手の男性のタイプ別にいくつか方法論はあります。

彼女と彼は、同じ職場の同僚です。彼と不倫関係になったのは彼の結婚1年目のことで、すでにその当時、彼は結婚を後悔していた様です。結婚当初から、奥さんとは喧嘩が絶えず、彼と親しかった彼女はよく愚痴を聞かされていたようです。そうしている内に二人は深い関係に…。つまり、彼が既婚であると言うことを彼女も知っていて、同意の上での付き合いが始まりました。
そして、型通りの「不倫」パターンです。彼女は結婚したい、彼は離婚はできない。

最初に、私のところに来られた時は、こんな事をお話しました。

  1. 彼の奥さんへの愛は冷めているが、結婚への責任感は損なわれていない
  2. 彼女への愛情は本物だけれど、愛を貫く為に離婚はしない
  3. 彼にとって恋愛は私的なもので、結婚は社会的なもの

女性にありがちなのですが、奥さんよりも自分に対しての「愛情」が増して行けば、「結婚」出来るに違いないと考える様です。しかし、男性にとって「愛情」と「結婚」は、イコールで結ばれるものではありません。
ましてや既に結婚している場合は、大抵の男性にとっては「個人の喜びや楽しみ(恋愛)」よりも「社会的な評価や信頼(結婚)」の方が重要なので、責任感の強い男性や社会的地位の高い男性ほど、安易に離婚という選択はしないでしょう。
また、いくら奥さんへの愛が冷めたと言っても、非のない相手に自分のペナルティが原因の離婚を迫ることは、まともな男性だとなかなか出来ません。

では、略奪に向けての対策です。

実は、この彼が女性との関係で重要視するのは「愛情」ではなく「理解」です。
奥さんとの結婚生活がまだ短く、子どももいないので、このまま彼との付き合いを深めて行く事で、彼の信頼感を勝ち取って行くことが最も有効です。
そして、彼 or 奥さんが「カタチだけの結婚」が無意味だと気付くまで彼女は影の存在でいるべきです。時間はかかるかも知れないが、彼女の彼への気持ちがしっかりとあれば、時間がかかればかかるほど略奪の可能性は高くなります。

…と、私の方では対策をたて、実行出来るかどうかは、彼女の覚悟しだいと言うところだったのですが、事態は思わぬ方向へ進んでいた様です。

半年後、久しぶりに陽菜さんが相談に来られました。彼の子どもを妊娠されていました。不倫関係は彼女の妊娠が切っ掛けで大きく動く事になりました。ここでは割愛しますが、結果、彼の離婚が成立しました。

この略奪の勝因は何だと思いますか?

  • 社会的な評価や信頼よりも我が子への「責任」の方が大きい

この1つに尽きるでしょう。

参考:この男性の出生図/太陽:水瓶座、月:牡羊座、ASC:蟹座


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