当店の代表鑑定士/祈里 紀凜のお悩み解決事例集の Case 4 です。

Case 4:在宅ワークの妻に暴言を吐く様になった夫


井原敦子さん(仮名/34歳)からのご主人に関するご相談です。
結婚4年目、子どものいないご夫婦で、ご主人は同い年で会社員、敦子さんは兼業主婦です。敦子さんは、半年前まではパートで働かれていましたが、今は人形作家としてお仕事をされています。元々は趣味でされていた人形作りでしたが、段々と仕事としての依頼が増えて来たので、パートを辞めて人形作家として在宅で仕事をするようになったと言う事です。
ところが、ここ数ヶ月ご主人の機嫌が悪く、帰宅するなり厭味を言われたり暴言も吐かれる。彼女は、何故急に夫が豹変してしまったんだろう…と困惑するばかりです。

まず、敦子さんの性格とご主人の性格を占いの観点から導き出すと、いくつか原因として考えられることがありました。そこで、彼女にご主人の「厭味や暴言」の内容を詳しく話してもらいました。
「お前だけ毎日楽しやがって」「人形作家なんかやめて働きに行け」「俺も仕事やめるぞ」などなど…。私の予想通り、「ああ、やっぱり…」と言う感じです。
彼女は、人形作家としてこれからなので絶対やめたくないし、ご主人が「お金」のことばかりでセコイ、おまけに人として冷たいと不満を持っています。

 

私の占断結果では、原因はほとんど彼女にあります。

  1. 在宅ワークなので一日中座りっぱなしで動かない
  2. 仕事が忙しいからと家事の手抜き
  3. 作家として稼いだお金は自分名義の預金に

この彼女は、元来、マメで働き者のタイプではありません。どちらかと言えば、面倒臭がりでのんびりタイプです。勤めに出ていた頃は、仕事の帰りに「ついで」に買い物をし、帰宅して食事の準備をするという習慣がついていたのでしょう。
ところが在宅ワークに変わり、ついつい作業に没頭し、元々のお尻の重い性質が仇となって、家事そっちのけの「グウタラ妻」が出来上がってしまいました。しかし、彼女には「グウタラ妻」の自覚がありません。なぜなら、ちゃんと仕事をして稼いでいるから…。

ご主人の立場から考えてみましょう。
作家として稼いだお金は妻名義の預金になり、家計費として扱われていない。と言う事は、自分とは無関係な仕事であり、妻が勝手にやっていること。ところが、妻からは忙しいからと言われ食事の支度も手抜きだらけ…。無関係どころか、被害を被っている。
子供もいない夫婦で、自分を大切にしない妻のために、どうして自分だけが働いて扶養しなければならないんだ? そんな風に考えたとしても不思議ではないですね。

ご主人は、仕事の出来る真面目なタイプの男性です。物事を「Fifty-fifty」に考え「女性だから/男性だから」という偏見もなくフラットな価値観を持っている、どちらかと言えばドライなタイプです。現実主義・合理主義でもありますね。

 

では、関係改善に向けての対策です。

まず、彼女の仕事は「二人のため」に頑張っている「ちゃんとした労働」だと、ご主人に認めてもらう必要があります。彼女も自分名義の預金だけれど、独り占めする気は全くないと言われていますし、今のところご主人の収入だけで生活は出来ているそうです。
そこで、ご主人名義の預金通帳を作って、彼女の作家としての収入の半分を入れる様に提案しました。ご主人の収入が二人の生活費ならば、彼女の収入は二人の余剰金となります。このことで、彼女が忙しいときの多少の手抜きは、おお目に見てもらえるはずです。

あと大切なのは、ちゃんと話し合いをすることです。
自分の「何がいけなくて、何を反省して行動しているか」をしっかりと説明することが必要です。ご主人が「何を不満に思っているか」を彼女がちゃんと気付き、理解していると言う事がふたりの信頼感に繋がります。
食べる事が大好きなご主人のために夕飯に好物を手作りし、ご主人名義の通帳を用意し、二人で食卓を囲んでもらうように話しました。

数日後、敦子さんから「即刻、解決しました」と報告がきました。
彼女は真面目で人柄の良い女性です。今回のこともご本人に悪気は全くありません。お互いのコミュニケーション不足や思い込みなどによって、トラブルが起きていました。

 

[STUDY Points]

このタイプの男性は、

  • どちらか一方だけが、楽または苦労することを嫌う
  • トラブル時は感情面よりも現実(物質)面の問題解決を優先させる
  • 公平なルールを作り、お互いがそれを守る事により関係性は安定

もし、あなたがこのタイプの夫と不仲になったら、こんな対策が有効かも…。

 

祈里紀凜 著

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