当店の代表鑑定士/祈里 紀凜のお悩み解決事例集の Case 5-1 です。

Case 5-1:バイト先の既婚男性との不倫/略奪[前編]


井柏木佳子さん(仮名/26歳)からのご相談です。
佳子さんは当時、仕事とアルバイトを掛け持ちする忙しい毎日を送っておられました。そのアルバイト先で、同じくWワークしている既婚者の男性と知り合い、お互いの話をする内に不倫関係になって行った様です。
彼女も最初の頃は、彼が既婚者なので「割り切った関係」で楽しく付き合いたいと思っていた様ですが、彼の私生活を知るにつれ段々と「彼と結婚したい」と思うようになって行きました。 と言うのも、彼は自分の家庭生活にとても不満があり、外に癒しを求めても仕方がないと思える状況でした。

当時、40歳の彼は数年前に小学生の子供が2人いるバツイチの年上女性と結婚しました。彼女の子供と養子縁組をし、その上、妻の実家で同居までしています。つまり結婚を機に他人家族の中で唯一「生活を支える者」として責任と義務を負わされることになったのです。義両親こみの生活費も血の繋がらない子供の教育費も稼がなくてはならず、深夜遅くまでのアルバイトを余儀なくされていた様です。
そんな状況で、佳子さんに心の拠り所を求めた彼の気持ちも分からなくはありません。当時、妻からは事ある毎に「父親としての責任」を強いられていたようです。実子でもないのに…。

そんな事情のある彼の「自分の子どもが欲しい」と言う言葉を聞いた佳子さんは、いつか彼と一緒になって彼の子どもを産めたら良いなと思い、私のところへ来られました。
「今すぐでなくてもいいので、彼が奥さんと離婚する日が来るでしょうか?」
彼女の私に対しての質問でした。

 

そして、私の答えは

  1. 在彼が離婚を望んでも彼の主導では不可能
  2. 離婚自体は妻の決断次第
  3. 不倫の事実が妻にバレると状況は進む

この彼を略奪する場合、Case 3 とは全く違い「妻主導型離婚」しか方法はありません。彼は、事なかれ主義でややこしい問題からは逃げる、優柔不断で悪者にもなれない。意志も強固ではなく目的達成も難しいタイプです。つまり「妻から見限られる」かたちでしか、離婚を成し遂げることは不可能に近いのです。
また、彼女が彼に対して「奥さんと別れて私と結婚して!」ということを強要しすぎると、間違いなく彼は彼女から逃げてしまいます。

 

では、略奪に向けての対策です。

彼女にとって最も成功率の高い戦略は「妊娠」です。これは、相談に来られた時点で彼女が希望されていたことでもあります。「妊娠」すれば、妻の知るところにもなり、彼女が彼への対応を間違わなければ、子どもを心底欲しがっている彼が彼女から逃げ出すことはないでしょう。妻との結婚生活を続けても、実子を持つことも出来ず、他人の子どもと妻の両親のために働き続ける人生が待っているだけです。

しかし、私は佳子さんに「この計画は早くても1年後くらいに実行しましょう」と話しました。それまで、じっくりと彼という人を知って欲しかったのです。彼女は20代でまだ若いですし、彼という男性があまり責任感や決断力のあるタイプではないので、彼女がそれを十分承知した上で決断して欲しいと考えていました。
それは彼女にも理解して頂けて、しばらくは今のまま付き合っていくことになりました。

 

しかし数ヶ月後、事態は動き始めました…。

to be continued…

 

祈里紀凜 著

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