当店の代表鑑定士/祈里 紀凜のお悩み解決事例集の Case 6 です。

Case 6:何気ない言葉が彼の地雷を踏んでしまった?


倉田夕子さん(仮名/49歳)からのご相談です。夕子さんは、中学生のお子さんがいらっしゃるシングルマザーです。お勤め先の会社では、グループリーダーを任される程のお仕事もしっかりされている女性です。
この夕子さんには、当時、親しくなりたての男性がいました。系列の会社で働く、3歳年下の独身男性です。まだ、友達以上恋人未満の関係でしたが、順調に距離は縮まっていて、これからの関係が大いに期待出来る状況でした。
二人の住まいは、少し離れていたため頻繁に会える状況ではなく、普段のコミュニケーションは主に電話、メール、Facebookなどで、毎日何かしらのやり取りはしていました。
そんな時、二人の間で旅行の計画が持ち上がり、半月後にやって来る連休に、どこか一泊で出かけようと言うことに決まりました。夕子さんは、連休を心待ちにしていました。

ところが、一週間後、彼の方から一泊旅行に行けなくなったと連絡がありました。夕子さんは酷く落胆してしまい、沈んだ気持ちのまま彼との会話を続け、グズグズとつまらない話をしてしまった様です。
すると突然(夕子さん曰くですが)彼が、「僕は傷ついた!もう話したくない!!」と言って電話を切ってしまったそうです。夕子さんは、何が原因で彼が怒ってしまったのかまるで見当がつかない、と困惑されていました。
また、その時に自身が何を話していたかも、あまり思い出せない様でした。ただ怒っている彼に対し「ごめんなさい」を繰り返すしかなかったそうです。
その後の彼は電話にもメールにも無反応になってしまい、すこしでも機嫌を取りたいと考えた夕子さんは、彼のFacebookの記事にコメントをつけました。このコメントが更に彼の怒りを増幅させた様でした。Facebookにブロックをかけられ、完全に音信不通になってしまいました。

こういったトラブルは、まだ付き合いの浅いカップルには、よくある話かも知れません。
情緒的・心情重視の彼女と論理的・道理重視の彼、二人は本質が違いすぎるため、お互いの感性がまったく交わりません。彼女が良かれと思ってやったことが、見事に裏目に出てしまいました。

 

今回のケースで彼の地雷を踏んだポイントは3つです。

  1. 彼を怒らせた本人にも特定出来ない彼女の言葉とグズグズ
  2. 原因もわからないのに、取りあえず謝ればいいという彼女の態度
  3. 彼の(社会的な繋がりの多い)SNSでの馴れ馴れしいコメント

1)に関しては、正確な原因究明をするのが重要です。2)と3)に関しては、彼みたいな男性には、喧嘩中でなくてもタブーとされる言動です。

私が苦労したのは、やはり「原因究明」でした。何せ、彼女の話を聞いても(彼女が自分の発言をあまり憶えていなかったのもありますが…)原因と考えられるモノは一切出て来ませんでした。そこで、タロットカードの出番です。(ちなみに、どの案件もタロットカードを使用して占ってます)
タロットカードの占い結果は、原因は「お金がらみのトラブル」と出ました。それまでの彼女の鑑定で「お金」に関しての話は一度も出て来ませんでした。
しかし、正に「お金がらみのトラブル」があったのです。そして、そのことに関しての彼女のちょっとしたジョークが彼の地雷を踏んでいたのです。

実は、この喧嘩の1ヶ月程前に彼は夕子さんからお金を借りていました。金額は8万円。今度の給料日には返済するという約束でしたが、当時、返済はされていなかったのです。
夕子さんは給料日後のある日、彼から「○○市にある銀行で返済分をおろして帰宅途中、バックごと紛失してしまって今警察に届けて来た」という連絡を受け取っていました。
その時は、夕子さんも「大丈夫だったの?」と心配していました。
そして、一泊旅行に彼が行けないと言って来た時の電話で、夕子さんは彼にこんなことを言っていたのです。
「旅行、ダメなら私一人でどこかへ行って来ようかな~。例えば、貴方の家の近くの温泉とかも良さそうだね。そうだ、○○市の温泉も有名だよね!何だったら、落としたバッグも私が探して来てあげようかー」こんな風な軽口だったそうです。

これが原因で間違いないと思います。カードの占断結果とも合致しています。
私の占断だと、彼は「落とした」と嘘をついていました。お金が返済出来ないからです。後ろめたい感情があるので、夕子さんの「軽口」に過剰反応して激怒してしまったと考えられます。また、夕子さんは嘘だと思っていなかったので、彼が怒ったポイントがそこだと気付かなかったのでしょう。

 

あまり気持ちのいい話ではなかったのですが、解決に向けての対策です。

とても簡単です。彼女の方から「貸したお金の返済はいいよ。最初から返してもらうつもりはなかったので」とメールすること。
仲直り出来るならば、彼女はそれでいいと納得してメールされました。結果、彼の方からとてもご機嫌な「最近どうしてる?また会おうか」の返事が来ました。

とても後味の悪い解決となりましたが、この男性との今後をどうするかは、彼女の判断にお任せしました。

 

[STUDY Points]

一般的には、

  • 恋愛感情の絡む相手との金銭の貸借は、関係性が壊れやすい
  • 借りた方の人間が無意識の内に、相手からの威圧感や支配を感じる。

こんな男性との関係は修復できたとしても百害あって一利無し…と私は思う。

 

祈里紀凜 著

Pocket