私が話したことは占いに影響してる?

占い師に相談するとき、これまでに起きたことや相手との関係を話しますよね。
では、その話は占いの結果にどのくらい影響するのでしょうか。
相談者が話したことを、そのまま占いの材料にしているのか。
それとも、占い師は話の中から別のものを見ているのか。

今回は、相談者の話を聞くとき、紀凜が何を見て、どのように情報を捉えているのかを聞いてみました。

紀凜、占いを受ける時って相談者は自分の状況をいろいろ話しますよね。
彼との関係や、これまでに起きたことなど。
では、相談者が話した内容は、占いの結果に影響するんですか?

相談者のお話は、重要な情報ではあります。
占いに入る前に、過去から現在にわたっての事実関係を知りたいからです。
相談者の中には、自分の話すことで占断結果が左右されると警戒して、何も話さず「とにかく占って!」と、占いが当たるかどうかを試したがる人もいます。

なるほど。
では、何も話さずに「とにかく占って」と言う場合は、どうするんですか?

実際、私が耳を傾けるのは、相談者の楽観的な話でも悲観的な話でもなく、何が起こったか、何をしたのかという事実だけです。
なので、話をしない相談者の占いは、ただの当て物になってしまう。正直なところ、お断りしたいところです。

紀凜が知りたいのは、相談者がその出来事をどう感じているかではなく、まず何が起こって、何をしたのかという事実なんですね。
では、相談者自身の解釈や思い込みが話の中に入っている場合は、どうするんですか?

話は聞いていますが、相談者のプロファイリングをしながら聞いています。
相談者本人が、どんなフィルターのかかったメガネをかけて自分を取り巻く世界を見ているのか。
そこを逆算しながら、お話から必要な情報を取り出しています。

なるほど。
では、相談者の話を聞いている段階で、すでに相談者自身についても見ているわけですね。

この段階で私は、特に「相談者を見てる」という自覚があるわけではないんです。いつもの習慣・癖みたいなもので、それこそ無意識レベルで情報を処理しています(笑)。
そういう意味でいうなら、相談者と対峙した瞬間から、占いは始まっていると言っても良いかもしれません。

相談者と対峙した瞬間から、もう占いが始まっている。
では、具体的には何を見ているんですか?

本人の心理状態、自前のフィルター、隠し事、嘘。

かなり色々なものを見ながら話を聞いているんですね。
では、相談者が話していることをそのまま事実として受け取るわけではない?

そうですね。
事実として聞いていないというよりは、相談者が語る話から雑音を取り除き、価値基準になっている歪みをフラットにして情報の補正をしています。
相談者の持つその歪みは、鑑定の中で追々話していくことになります。

では、紀凜のいう「雑音」というのは具体的にはどんなものなんでしょう?

簡単にいうと、感情。相談者のエゴです。
これは、初見でもお話を聞いていると分かります。
生年月日からプロファイリングもできますし、私はエゴに敏感な人間のようです。

大抵の場合、このエゴが事実を歪めてしまって、相談者にとって過剰に都合の良い、又は、過剰に都合の悪い話に捏造されてしまうのです。

なるほど。
では、相談者自身が気づいていない歪みやエゴも、紀凜には見えていることがあるんですね。
そういうものは、最初から本人に伝えるのでしょうか?

大抵は、さらっとお伝えします。
相談者が受け止められるかどうかは、わかりませんが。

それは、相談者に自分の置かれている状況を正確に見てもらうためですか?

状況把握にも繋がるかもしれませんが、1番には、自分を知っておいてもらうためです。
例えば、不安な感情に困っていたとしても、それが人や状況のせいではなく、自分自身が作り出している不安感ということもあります。
鑑定を重ねていくと、自分自身の考え癖や視点の歪みなどに気づき、修正していく相談者も少なくありません。自分が変われば、その人の世界も変わりますよ。

なるほど。
でも、相談者だけが変わればいい、ということではないんですよね?
彼や人間関係、状況そのものにも、対処していく。

もちろんです。
相談者だけじゃなく、彼や人間関係、状況の改善にも対処していきます。
でも、自分マターでなんとかなる部分は、自分が変わればスピード感のある改善が期待できるのです。

では、紀凜の鑑定では、原因を探して起きている事象を捉えて、そこから対策まで出していく。
いわば、ワンストップなんですね。
そうなると、紀凜にとって「当たること」は、どのくらい重要なんでしょう?

占いですから、当たることは重要です。
でもそれは、私にとっては相談者との信頼を築くきっかけでしかないかもしれませんね。

私の仕事は、どこまでも問題解決なんです。

今回、紀凜の話を聞いていて、少し意外だったことがあります。
私は最初、相談者が話したことは、占いのための情報になるものだと思っていました。

でも、紀凜が見ているのは、話の内容だけではない。その人がどんなフィルターを通して世界を見ているのか。何を事実として捉え、何を自分の感情や価値観から判断しているのか。
つまり、相談者の話を聞くことそのものが、すでに鑑定になっているんですね。

そして、ここが少し面白いところです。
相談者は、自分が見ている世界を「現実」だと思って相談に来る。
でも、その世界に自分自身のフィルターがかかっているとしたら、問題を解決するには、まずそのフィルターに気づく必要がある。

紀凜が言う「自分が変われば、その人の世界も変わる」という言葉は、そういう意味なのかもしれません。
そして、最後に出てきた「私の仕事は、どこまでも問題解決なんです」という言葉。

今回の話を聞くと、なぜそこに行き着くのかが、少し分かった気がします。
占いは、カードを読むところから始まるのではない。
その人が何を見ているのかを知るところから、もう始まっている。

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