昨日、新入りのマルクを迎えた。

ブリーダーさんのところで1ヶ月ぶりに再会したマルクは、
実にフレンドリーだった。
帰宅後もゴロゴロと喉を鳴らしながら人懐っこく甘えてくる。
とはいえ、さすがに落ち着かない。

まず始まったのは、自分のサークルの点検だった。
トイレはどこか。
水はどこか。
ベッドはどこか。
ひとつひとつ確認しながら、サークルの中を行ったり来たり。

同居する人間は知っていても、場所は知らない。
昨日まで過ごしていた場所とは、匂いも音も景色も違う。
落ち着かないのも無理はない。

そして、先住猫の王子とはサークル越しに初対面。
こちらは双方穏やかに……とはいかず、
主にマルクの方が盛大に威嚇していた。
「シャー!」
「近寄るな!」
と言わんばかりである。

一方の王子は、
「なんだ、この小さいのは」
とでも言いたげな顔で、少し離れたところから眺めていた。
新入りらしく遠慮するかと思いきや、
マルクは、なかなか気の強い男の子のようだ。

そんなこんなで迎えた翌朝。
一夜明けたマルクは、ハンモックの中で爆睡中。
昨日の緊張感はどこへやら。
どうやら、少しずつ新しい生活が始まっているらしい。

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